気ままに歩こう!台湾:太魯閣

正しい名前は 太魯閣国立公園です。花蓮県の山部にあり、南北に約38Km、東西に約41Km、総面積は9万2000ヘクタールに及びます。

花蓮県の太魯閣へは、台北から飛行機で35分+車約30分。電車で3時間+車約30分。車で3時間半。の位置にあります。

その昔、德魯古族人「Taruku」が、中央山脈を東に向かって移動している際、高く険しい渓谷の景色に気に入った為そこに残り、泰雅族(タイヤル族)の人々と一緒に暮らしていました。

時が過ぎ、日本統治の際、日本人は「Taruku」という音を発音出来なかった為「Taroko」という音に修正し、「大魯閣」という漢字を当てました。

その後、国民党が、台湾に来た後「太魯閣」と漢字を変更し現在に至ります。

一番の見どころは、太魯閣渓谷です。花蓮県を流れる立霧渓が太魯閣の大理石を侵食して形成された渓谷には高山、断崖、滝など豊かな自然の生態を感じることができます。

さて、太魯閣観光の出発点は 中華風の赤い門が立っています。

それに加えて、この門には「東西横貫公路」と書かれています。この路は花蓮と台中結び、標高3000mを越える中央山脈を通る壮大な路なのです。

この路を右に折れればビジターセンターが、そのまままっすぐ行くと太魯閣観光の始まりです!

トンネルを抜けると白い大理石で作られた橋にかかります。ここの右側に砂卡礑歩道(Shakadang Tail)の入口があります。階段を下りて行くのですが、その前に必ず橋の上にいる100匹の獅子を見てくださいね。ひとつずつ表情が違います。この歩道は全長約4.5Km。その道中に見える澄み切ったエメラルドブルーの水が特に印象的。頭上には大理石が付き出していたり、石の形がトゲトゲになっていたり、歩けば歩くほど景色が変わって来ます。

今は 簡単に太魯閣を観光できるのは「東西横貫公路」があるからです。この路は人力で絶壁や断崖を削り、トンネルを掘って作りました。この工事中に212名の方々が亡くなりました。この方々の霊を弔うため1958年に長春祠が建てられました。ここは自分の足で長春祠に行きたいところ。展望台から長春橋を渡ると右側に入口があります。長春祠に辿りつくまでにも薄暗いトンネルを通っていくのですが、このトンネルも人力で掘られました。長春祠に到着したら、遠くから見ていたあの滝がすぐ近くで見えます。この水は湧き水です。また、ここから立霧渓の渓流を眺めることもできます。

太魯閣の目玉は吊り橋です。太魯閣国立公園には吊り橋がいくつかありますが、申請なしに渡れるのはこの橋だけではないでしょうか。この吊り橋は同時に8人までしか渡ることができません。人数をよく数えまし用しょう。川の上から見る太魯閣渓谷は格別のものがあります。

太魯閣国立公園観光の終着点・天祥。天祥は以前クロツグヤシ(山棕)という意味の「塔比大(タピト)」という太魯閣族の名前が付いていました。トラベルインフォメーションや郵便局、食べ物屋さんもあり、折り返し地点としてゆっくりされる方も多いです。


太魯閣の絶景の写真をいくつかご覧ください。

Hiro from 気ままに歩こう!台湾

hiro@jp-nano.com


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