陰陽海は正式名称を「濂洞湾」といい、金水海岸や黄金海岸とも呼ばれています。
黄金瀑布をはじめこの金瓜石山區に流れる水には重金属(ヒ素)が含まれており、それが海に流れ出て半分は茶色に、半分は海の青色のままであることから、陰陽海と呼ばれています。
黄金瀑布は 金瓜石の六番坑、及び、長仁五番坑の坑道口から流れ出た鉱水が集まってできたものです。金瓜石の山間部では雨がよく降り、鉱石に含まれる硫化鉄鉱物が空気や水に触れ、鉄分や硫酸塩濃度が高い酸性の鉱山排水となります。そして、十分な水量が溜まると、地勢の落差に従って斜面を洗うように流れ落ちていきます。この水には重金属イオンがたっぷりと含まれています。 黄金瀑布の川底が黄金色なのは、分厚い鉄さびが沈殿しているからです。
黄金瀑布の酸性水は「陰陽海」の主な原因でもあります。「陰陽海」の黄褐色の海水は、黄金瀑布や濂洞渓から排出された酸性水であり、自然現象の一つです。
Hiro from 気ままに歩こう!台湾
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