「十三層遺址」とは、1933年に日本人によって建てられた製錬所です。その後台灣金屬礦業という会社に引き継がれました。当時は、行程別に13層あったのだそうですが、今は枯草に覆われ最上部のみ原型を留めています。金の採取・選別・冶金・精錬のすべてをここで行っていた一大製錬所でした。最盛期には工員が7000人ほどいたそうですが、1985年に製錬所は閉鎖され、廃墟となっています。
その展望台へと続く階段をテクテク上って行くと太いパイプが山に張り巡らされているのが見えました。これ長仁三號廢煙管と呼ばれ、長さ2㎞、太さ2mにも及ぶ煙道なのです。
第二次世界大戦により日本が敗戦し台湾から撤退するまで日本によって管理されていました。ほとんどが倒壊し, 工場もそのまま放置されてしまったため今でも土壌汚染や有害物質が進んでおり立ち入り禁止となっています。
九份から20~30分位で行ける日本の遺跡を台湾で見れる場所です。是非、行って見てください。
Hiro from 気ままに歩こう!台湾
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