この龍山寺は清時代の乾隆3年(1738年)、大陸福建省泉州から渡ってきた漢民族の移民たちによって創建されたそうです。今から280年位以前という事です。
正面の門を入ったら、まず右手にある「龍門」から境内に入って参拝。その後、左手の出口「虎門」から帰る、という流れが決まっています。境内の総面積約は1800坪で、御本尊を祀った本殿を中心にして、周囲に前殿、東側の鐘楼、後殿、西側の鼓楼が配置されています。本殿前方の左右に配された一対の「銅雕龍柱」。 1920年代の作品で、台湾唯一の銅製の龍柱だそうです。また、本殿の天井を見上げて見てください。中殿藻井は、龍が螺旋を描いて天に昇っていく様が精緻に表現してあり、仏教の「人生輪廻」を意味しているそうです。そして八角形の三川藻井は細工が幾層にも重なり合って広がり、美しく広がる蜘蛛の巣のようです。
龍寺山の御本尊は、本殿の正面の聖観世音菩薩(観音様)。第二次世界大戦終戦間近の民国34年(1945年)、アメリカ軍の空襲によって石柱までも全壊するという惨事に見舞われましたが、この木造の観音様だけはその被害を逃れ、無傷だったそうです。。
本殿には観音様のほかに、文殊菩薩、普賢菩薩、十八羅漢、韋馱護法、文殊菩薩が祀られています。
本殿に祀られているのはすべで仏教の神様で、一方の後殿には主に道教の神様です。こちらは学問や商売、子宝、恋愛などそれぞれの分野によって分かれています。
祀られている神様は、
文昌帝君(学問)、註生娘娘(安産)、月老神君(恋愛)以外17の神様が祀られています。
神様の数は沢山です。
出口付近には、お守りや数珠、絵はがきなどの売店があり、健康や仕事のお守りからペットのお守りまで、色々と用意されています。
最後に、受験生には嬉しいプレゼントがあります。東側の鐘楼の窓口で、「文昌帝君」でお参りしたと申告すれば、龍山寺のシャープペンとボールペンをいただけます。このペンは受験の強い味方になってくれるかもしれません。
Teru from 気ままに歩こう!台湾
Hiro from 気ままに歩こう!台湾
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